※この記事は『防災士教本2023年度版:認定特定非営利活動法人 日本防災士機構編集発行』を基に筆者が調査・一部抜粋し、防災士試験対策のために項目ごとに重要ポイントを整理・編集したものです。
防災士資格合格率UP過去問37題!と併用して試験対策に役立ててください。
1 活火山
「最近1万年間に噴火したことがあるか、現在も活発な噴気活動をしている火山」で今後も噴火活動をする可能性がある火山のことである。
2 マグマ
地下の岩石が溶けてできる流体であり、通常、周囲の岩石より密度が小さく軽い。
3 マグマ溜り
周囲の岩石より軽いマグマが地表に向かって密度が釣り合うまで上昇し、ある深さで停滞してつくる溜りのことである。
4 マグマ噴火
噴火によってマグマが地表にもたらされることである。
5 熱水だまり
地下浅部にある地下水がマグマの熱やマグマから分離した高温の気体成分などに熱せられた、マグマが地表に現れない噴火である。
通常はわずかに漏れ出した熱水が噴気となって火口周辺から立ち上ることが多い。
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6 水蒸気噴火
熱水だまりが急激な減圧や加熱にって熱バランスを崩すと、一挙に水蒸気になって爆発し周辺の岩石を粉砕して噴火を起こすことである。
水蒸気のみを噴出しても噴火とは呼ばない。
7 マグマ水蒸気噴火
マグマが浅い海底や地下水などと直接接触した場合に、マグマの熱によって水が一挙に水蒸気になる際にマグマと周囲の岩石を破砕して噴火を起こすことである。
8 前兆現象
岩石が融けてできた高温のマグマが、ある程度まとまった量地表に接近すると地表で観測される異常気象のことである。
噴火に先立って生じる為前兆現象と呼ばれる。
9 固形噴出物(火砕物)
噴出物のサイズによって①火山灰/直径2mm未満②火山レキ/直径2~64mm③火山岩塊(がんかい)/64mm以上に区分される。
日本では気象庁発表で①火山灰と②噴石/人に当たるとケガをする危険のあるサイズ以上の噴出物という区分も用いられる。
10 溶岩流
900~1,200℃のマグマが火山の斜面を流下する現象で、水と同じように低い所に向かって移動する。
11 火砕流
溶岩片などを含む高温の粉体(溶岩片と火山ガスとの混合)が火山の斜面を高速で流れ下る現象である。
内部温度は数百℃以上、流下速度は100kmを超えることもある。
12 土石流(火山泥流/ラハール)
雨水が浸み込みにくい火山灰などの細粒の噴出物が、降水を集めて一挙に大量の流水となって流れ出した現象である。
速度は100kmに達することもある。
13 火山防災協議会
2014年9月27日に発生した御嶽山(長野・岐阜県境)の噴火を機に、国が指定する火山災害警戒地域にある自治体ごとに設置が義務付けられた組織である。
噴火警戒レベルの設定や、これに沿った避難体制の構築等、一連の警戒避難態勢について協議する。
出典:防災士教本(2023年度版)
編集発行:認定特定非営利活動法人 日本防災士機構
筆者が防災士資格試験受験時に参考にさせてもらったサイト
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